ニックネーム「鉄の爪」
フリッツ・フォン・エリック
顔面を握りつぶすアイアンクロー
レスラーとして、またプロモーターとして多くのレスラーから一目を置かれたのは、ジャイアント馬場とこのエリックぐらいの者だろう。ドイツ人ギミックで売ったが、両親がユダヤ系移民だったという説がある。リング上での実力者振りはもちろんのこと、一緒に来日したミル・マスカラスがゴマをすっていたというぐらいプロモーターとしても威厳を持ち、1975年からはNWA会長も勤めた。 必殺技のアイアンクローは一度つかんだら絶対はなさない。その握力は130キロを超えていたという。リング上での栄光とは裏腹に、私生活では5人の息子を事故死で亡くしており、ケネディ家とともに呪われた一家と呼ばれ、晩年は寂しいものだったといわれている。1997年に肺がんの為他界。 |